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概要

エコジン04・05月号

13南阿蘇ビジターセンターは阿蘇地域の魅力を伝えるための施設。熊本地震の経験を伝える役割も担う(上)くじゅう連山に咲くミヤマキリシマ。こうした絶景を眺めながらサイクリングが楽しめるのが特長だ。(左)草原を彩るサクラソウも美しい災害の経験を活かします!域内の飲食店や宿泊施設と連携し、「あか牛」「おおいた豊後牛」といったブランド牛や高原野菜(トマト、ナスなど)を使用したメニュー、温泉の蒸気を使った蒸し料理「地獄蒸し料理」など、この地域ならではの食事を提供する。また、温泉地周辺の豊かな自然を満喫しながら、その地ならではの食や文化を体感する「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」も実施予定。食と温泉という、地域の特色ある自然資源を活かした点が特徴だ。地年4月に発生した熊本地震において、阿蘇くじゅう国立公園も道路や登山道の寸断など甚大な被害を受けた。その時に得た教訓や被害の大きかった南阿蘇村地区の地表に現れた断層を保存し、地震の教訓を後世に伝える取り組みを、県や村、教育機関、土地所有者などで連携して検討している。国立公園内にある南阿蘇ビジターセンターなどを活用して熊本地震を伝えていくのと同時に、その体験を活かして安全に楽しめる公園作りにも取りかかる。面積:72,678ha所在地:熊本県、大分県指定年月日:1934(昭和9)年12月4日年間利用者数:約2,241万人(平成25年)阿蘇くじゅう国立公園阿蘇自然環境事務所自然保護官 佐保 光康さん 昨