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概要

エコジン04・05月号

10寒湖では原始的な自然環境を活用して、主に5月~10月にはカヌーや周辺の森林を散策するトレッキングが楽しめる。カヌーは、湖内にある遊覧船の周遊コースとは異なり、湖の西側を巡るため、他では見られない風景を水面に近い視点から感じられる。「トレッキングでは湖周辺に広がる、里山とはまた違う手付かずの原生的な森林の中を散策することができます」と語るのは、阿寒ネイチャーセンターの安井岳さん。安井さんのような民間ツアーガイドの同行によって、自然への影響に配慮しつつ、安全に阿寒湖の自然を満喫することができる。 1月~3月はスノーシューでの散策によって、凍った湖面の上を歩いたり、キタキツネやエゾシカなど、周囲に棲息する動物の姿を見かけることも。阿寒湖周辺では、このような四季を通じた自然の魅力をPRしていくため、地域の観光協会などと手を携えながら、新たなツアー・プログラムの開発や利用者の多様なニーズに応えられるガイドの育成を進める。初心者でも楽しめるよう、ガイドが丁寧にレクチャー阿寒湖や摩周湖に代表される湖が点在し、火山や天然林に囲まれた阿寒国立公園。最大の魅力である“原生的な自然”と、そこで育まれた文化を利用者に堪能してもらうための取り組みを紹介します。阿寒ネイチャーセンターチーフガイド 安井 岳さん 阿面積:90,481ha所在地:北海道指定年月日:1934(昭和9)年12月4日年間利用者数:約353万人(平成25年)阿寒国立公園自然をより身近に!ガイドツアーを充実させます阿寒国立公園 あかん