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概要

エコジン08・09月号

そして、お目当てのヤマアカガエルを発見。春先に水路や田んぼで産卵し、成体になってからは森林や草地で生活するため、彼らが生息するためには、この青根のように水辺と森が連続している環境が必要になる。ヤマアカガエルを見つけるカヤネズミを見つけるあざおね社中が拠点としている、元々は休耕田だった「あざおね田んぼ」。この田んぼでは、東京都などで絶滅危惧種に分類されているヤマアカガエルをはじめ、多くの生き物の命が育まれている。まずは田んぼの中をじっくりと覗き込んで、生き物たちを探してみよう。カヤの中を探していると、カヤネズミの巣を発見! カヤネズミは、青根地区のように人の手によって管理され、森林化していないカヤ原を好む。カヤネズミ自体は見つけられなかったものの、人と生き物の共存の姿を確認することができた。続いては、近くのカヤ原へ。カヤ原とは、オギ・ススキなど背の高いイネ科植物がまとまって生える草地。ここでは、こうしたカヤ原を主な生息地とするネズミ、カヤネズミを見つけてみる。その一その二カヤネズミは体長5~8 c m、体重10g 程度の日本最小のネズミ。カヤの葉を細く割いて、地上1 ~ 2 m の高さに野球ボール大の球形の巣をつくる。現在では、全国各地で絶滅が危惧されている次号、上級編へ!ヤマアカガエルを探していると、アメンボ、シュレーゲルアオガエル、孵化したばかりのトンボなど、たくさんの生き物に出合うことができた。いますね~!あ、この背中が赤っぽいカエルは!あれ、なんだこれ?!発見!!よーく見てみると、結構いるんです田んぼに生き物がいるんですか?それはもしや・・・・・・師範、ここはすごい所ですねいろいろな生き物の息吹を感じました!写真提供/青木雄司ふ  か35