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概要

エコジン08・09月号

世界の環境事情は今、どうなっているの? 各国の最新情報をお届けします! 中国は国連の「気候変動枠組条約」に早くから賛同し、地球温暖化対策に取り組んできました。また、COP21への参加を機に、2030年までに単位GDP当たりの温室効果ガスを2005年比で60-65%削減させる計画を表明。まずは中国の主なエネルギー源で、大気汚染の原因にもなる石炭の消費を減らし、熱効率を上げることを目標に、原子力、水力、風力、太陽光などのエネルギー利用を増やすべく、5年間で新たに2.3兆元を投資すると発表しました。再生可能エネルギーの生産に適した西部で電気を生産し、都市部が集まる東部に送る「西電東送」も進めています。経済発展と並行して電力消費や温室効果ガスを減らすには大きな努力が必要ですが、設備投資と法整備という明確で効果的な手段により、グリーンエネルギーへの転換に取り組んでいます。エネルギー政策に重点を置き経済発展と環境保護の両立を目指す人口 : 13億7462万人(2015年)公用語 : 北京語平均寿命 : 男性74歳 女性77歳山岳地帯 : 66%平均気温 :1月→-4.6℃/7月→25.8℃(北京)日本の約26倍の面積を有する中華人民共和国は、国土の約54%が農用地で森林が少なく、農林水産業がGDPの10%を占めています。主な産業は、繊維、食品、化学原料などですが、人口13億人に対し、食料自給率は90%以上と農業が重要な役割を果たしています。阮湘平 さん(ルアン シャンピン)公使参事官[ お話を伺った人 ]『中華人民共和国』28 エコジン