ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

エコジン06・07月号

 ここは0歳児~就学前までの子どもたちを預かる認定こども園。ビルと高速道路に挟まれた一画に建っているが、大きな窓からの採光とLED照明で、子どもたちの活動にフィットした心地よい空間が生み出されている。 天井に設置された照明は、家庭用のアクリルカバーを用いた安価なシーリングライトを使用している。 「家庭用なので使い方はとてもシンプル。光色と明るさを手元のリモコンで簡単に調節できます。複数の照明が設置されていますが、個別に操作できるので、部屋の奥を暗くして、手前を明るくするといったことが可能です」と、照明設置を担当した「ライティングM」の森秀人代表は話す。昼寝をする際はライトを消すが、起きてしまった子どもは同室内にいながら、保育士と一緒に灯りの下で過ごすことができるなど、使い勝手が良いと職員にも好評だ。 また特徴的なのが、緑をライトアップするLED照明を植物の育成照明としても利用していること。京橋こども園では壁面やピロティに植栽を施しているが、建物の奥などは日照が足りないため、照明を当てることで緑の生育をサポートしている。 LED照明を効果的に取り入れたことによる省エネ性はもちろん、その空間で過ごす人たちの快適性も最大限に考慮した好例といえる。エコジン京橋こども園http://www.city.chuo.lg.jp/kosodate/hoiku/kodomoen/kyoubashikodomoenn.html京橋こども園子どもたちが快適に暮らせる空間づくりINFORMATION一時預かりの子どもたちが訪れるフロアでは、初めて訪れる子どもでも安心できるよう、落ち着いた雰囲気を演出している(上)外観写真。外構照明は、植物育成のために必要とされる、1日あたり500 ルクスで5 時間点灯している/(下)建物全体で約1,400m2 の緑化を行い、子どもたちが緑に囲まれた環境で過ごせるようにしている省エネというと難しく感じるかもしれませんが、小さなことでも日々の暮らしの積み重ねで、高い効果を生み出すことができます。例えば、毎日使っている照明器具。耐久性が高く消費電力が少ないLED照明に変えるだけで、今日からあなたも省エネ上手の仲間入りです。暮らすCHALLENGE FOR ECO LIFEエコ生活のススメ01写真提供:清水建設株式会社08