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概要

エコジン06・07月号

これ以外にも多くの症状があり、重症度の段階に応じた処置が必要です。都市部の気温が郊外に比べて高くなります ヒートアイランド現象とは、緑地の減少、都市形態の高密度化、エアコンの室外機や自動車からの排熱などが原因で、都市部の気温が郊外に比べて島状に高くなることです。地球温暖化の影響も重なり、関東地方全体でも、1年間のうち30℃以上になった時間が、30年前に比べて約2倍の330時間以上に増えています。根本的な解決策として、都市の緑地を増やす、排熱削減などの対策をとる必要があります。暑さが原因でいろいろな症状が起きます 気温が高い時に起きる体の不調に、熱中症があります。熱中症の症状は、暑さの影響で水分や塩分が不足することや、体温調節がうまくいかないことで起きます。暑い場所での体調不良はすべて熱中症の可能性があり、めまいや立ちくらみから、意識障害や全身のけいれんまで、さまざまな症状が表れます。急に悪化したり、突然重い症状が出たりする場合もあります。身近にあるさまざまな環境問題と私たちの健康との関係についてご紹介します。みんなのカラダと環境のお話症 状 熱中症処方箋 日中の長時間の外出は避け、こまめに水分補給をしましょう![ 熱中症の症状一例 ]・ 手足のしびれ・ めまい、立ちくらみ・ 頭痛・ 吐き気・ けいれん・ 真っ直ぐ歩けない2008年~2012年東京地域における30℃以上になった時間が多い地域軽重↑ 都市部は島状にオレンジ色になっており、暑い時間が多いことがうかがえます33