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概要

エコジン06・07月号

29境教育の実施という4 項目を掲げているが、中でも筆頭に掲げられたCO?排出量の削減では、チャレンジングなゴールを設定している。 「施工現場におけるC O ? 排出量原単位(t-CO?/億円)目標として、2020年度に50%削減(1990年度比)を目指しています」 総合建設業者で構成される業界団体「日本建設業連合会」では、施工段階でのCO?排出量原単位目標を“2030 年度に25%削減(1990 年度比)”に設定している。業界全体として25%削減を実現するためには、先進企業にはさらなる削減効果が求められる。2020 年度に“ 半減”という西松建設の目標値からは、環境経営先進企業として業界を牽引するという、同社の並々ならぬ決意が感じられる。 具体的には、施工現場で使用する仮設照明にLEDを導入することに加え、重機の燃料にバイオディーゼルを使用する、ハイブリッドhttp://www.nishimatsu.co.jp/news/news.php?no=MTc1我が社の約束「次世代コンクリート」の開発製造時のCO?排出量を大幅に削減できる新材料「ジオポリマー」を産学連携で共同開発。セメントを使用した通常のコンクリートと同等の強度を保ちながら、製造時のCO?排出量を約7割削減できるだけでなく、フライアッシュ(石炭灰の一種)などを材料とするため、産業副産物の有効利用や廃棄物のゼロエミッションの観点からも優れた技術である。実績として、昨年、歩道修繕工事で使用する境界ブロックに、ジオポリマー製ブロック「ジオポリーR」が公共工事として初めて採用されたなど省エネ対策型建設機械を優先使用するといった取り組みを順次進めている。 新たなコーポレートスローガンに“ 未来を創る現場力”を掲げる西松建設。その意欲的な取り組みの成果に注目したい。低炭素社会の形成促進のため、カーボンフリーを追求します。生物多様性への配慮、自然との共生のため、生物多様性保全活動を実践します。循環型社会の形成促進のため、廃棄物ゼロエミッションを追求します。全社員の環境意識高揚のため、環境教育を実施します。生物多様性への配慮すべての施工現場における生物多様性保全の意識と知識の向上を図るため、「生物多様性配慮ガイドライン」を策定。更に当ガイドラインに基づく「生物多様性配慮シート」を作成し、各施工現場に記入させることで、配慮活動の実施状況を確認している。また、現場での配慮活動をより実効性あるものとするため、配慮事項をわかりやすくまとめた小冊子「なんだ! ?生物多様性」を作成。今年度から、現場の配慮活動に活用しているけん いん↑ 小冊子「なんだ!?生物多様性~まるわかりBOOK~」ジオポリーR↑ジオポリマー製ブロック「ジオポリーR」