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概要

エコジン06・07月号

28 エコジン西松建設株式会社環境経営先進企業を目指し「施工現場のCO?排出量半減」に挑戦!CSR経営の中で“環境経営の推進”を掲げ、社員の環境意識高揚をはじめ、さまざまな取り組みを推進してきましたが、当初期待していたスピードとレベルの成果には至りませんでした。そこで従来の安全環境品質部を本部に格上げし、西松グループ一体となって環境経営を推進する仕組みを整えたのです」 同社では環境経営目標として、①カーボンフリーの追求②生物多様性保全活動の実践③廃棄物ゼロエミッションの追求④全社員への環 ゼネコン大手の西松建設株式会社では、昨年4 月から「安全環境品質本部」を新設し、社内において環境分野の取り組みを強化。さらに、環境経営を全社体制で推進するため、国内各支社にも「環境品質部」を設置した。こうしたダイナミックな組織改編の意図について、環境品質部の前田陽一部長はこう語る。 「事業の性質上、環境に直接負荷を与える建設業は、環境経営を実践しなければなりません。当社では、2010 年度からスタートした低炭素施工推進計画「スマート現場プロジェクト」昨年度から、すべての新規着工現場で使用する仮設照明にLED照明を採用する取り組みをスタート。初年度である昨年度の導入目標は「全現場数の20%」だが、導入によるCO?削減実績をモニタリングしながら、2020年には「すべての現場」においてLED照明を採用することを目指している。また、施工現場で使用する重機の燃料にバイオディーゼルを使用するなどの取り組みも行っている↑ シールドトンネル工事でのLED仮設照明使用例↓ 建設重機へのBDF給油File. 37