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概要

エコジン04・05月号

REPORT 02ヤマネコたちの健康管理島内で保護された野生のツシマヤマネコには、医師による検査や治療が行われる。用心深く臆病な性質のため、人に触れられることでストレスを感じ抵抗する。長期飼育になる場合は触診や検診などをスムーズに行うことができるように“ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)”を行って、最低限の接触に慣れさせるようにしている。福馬に対してハズバンダリートレーニングを行う笹沼さん飼育しているツシマヤマネコは、定期的に健康診断を実施する1日4~5回トレーニングをしていますREPORT 03交通事故防止活動ツシマヤマネコの交通事故があった場所には注意喚起の看板を立てたり、車に気づきやすいようにヘッドライトの光を拡散させる反射板を設置するなどの対策を行っている。また、ツシマヤマネコの保護を目的としたボランティア団体「ツシマヤマネコ応援団」を結成。交通事故防止ステッカーを車に貼り、主要道路をパトロールしている。ドライバーへの注意を促すための、ツシマヤマネコ型看板道路を安全に渡れるよう、ネコ専用の通路「ネコ走り」も設置REPORT 04COLUMN出張教室へツシマヤマネコを実際に目にしたことがない島民も多い。そこで、特に若い世代に向けてツシマヤマネコのことを知ってもらおうと、小中高校と連携して「ヤマネコ教室」を開催し、現在ヤマネコに優しい米をつくるネズミやカエルなどのエサとなる生き物が生息し、ツシマヤマネコのエサ場の一つである田んぼ。対馬の米どころ・佐護地区では有志の農家がセンターと協力して、田んぼを守り増やすため、農薬を減らすなど環境に配慮した「佐護ツシマヤマネコ米」を生産しています。の状況や生態などについて説明している。写真提供:対馬野生生物保護センター15