ブックタイトルエコジン０２・０３月号

概要

エコジン０２・０３月号

茂木町は自然豊かな山村。“関東の四万十川”と呼ばれるほどの清流・那珂川が流れ、11~12月は産卵のため鮭が溯上する。沿岸随一の景勝地、大瀬地区では7~10月にかけては「観光やな(川魚を採るための仕掛け)」が築かれ、アユのつかみどり体験が人気だ。また、標なかがわ高209mの鎌倉山からは町域の美しい眺望が楽しめ、里山の自然の中では、鳥類、昆虫、植物など、希少な種を含む生き物達により豊かな生態系が育まれている。2015年10月には町の独自の取り組みが評価され、バイオマス産業都市に認定された。豊かな自然を生かし、日本一元気で、安全で、おいしい町づくりハッケン!かつての「迷惑な廃棄物」が「宝の山」にみどり美土里たい肥農産物とその廃棄物を地域で地産地消し循環させる取り組みに大きく役立っている美土里たい肥みどり有機物リサイクルセンター「美土里館」を拠点に、廃棄物や地域の未利用資源(牛糞、生ごみ、落ち葉、間伐材、もみがら)のたい肥化を進め、自然の持つ循環システムと人との共生を目指している。たい肥は「美土里たい肥」というブランド名で1トン5 ,000円で農家に販売し、地域の農業にも貢献している。地域住民から落ち葉と間伐材を有料で買い取る仕組みは、荒れていた里山の整備や、高齢者の健康増進や医療費削減などの波及効果ももたらした。ハッケン!広大な里山の自然をまるごと体感!ハローウッズ遊びの森国際レーシングコース「ツインリンクもてぎ」の中にある42ha(東京ドーム約9個分)の自然体験施設。遊びと学びを通じて想像力・創造力を育むことを目的としている。植物や昆虫など多様な生きものを観察できる自然体験フィールドをはじめ、クラフト工房やオートキャンプ場、冒険教育ができる施設も整備。森遊びやアウトドアクッキングなど、四季を通じて楽しめるプログラムが用意されている。森の案内人とともに森で楽しく遊びながら、里山の魅力を発見する「どんぐりの森ガイドウォーク」など多様なプログラムを毎日開催27