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概要

エコジン02・03月号

エコに取り組む企業にフォーカス!環境保全に関する先進企業が、業界のトップランナーとして環境大臣から認定を受ける「エコ・ファースト制度」。ここでは、各企業が宣言する「エコ・ファーストの約束」に基づいた、さまざまな環境保全活動を紹介します。株式会社ブリヂストン世界最大のタイヤ・ゴム企業として持続可能な社会の実現に貢献する。製品による環境負荷低減2014年に、花王株式会社と共同で開発した植物由来の高機能タイヤゴム材料「サステナブル分散性向上剤」を発表。この素材を使用することで、タイヤを転がりやすくする「低燃費性能」と濡れた路面に強い「ウェットグリップ性能」という相反する2つの性能を高次元で両立させることが可能となった。同社の低燃費タイヤ「E C O P I A E X 2 0シリーズ」などに使用しており、今後乗用車用タイヤのみならず、トラック・バス用タイヤや建設・鉱山車両用タイヤなど幅広いタイヤへ採用を拡大し、グローバルでの展開を積極的に進めていく。ブリヂストンでは、2011年5月に掲げた「環境宣言」を柱に、「自然と共生する」「資源を大切に使う」「CO?を減らす」という3つの活動領域について、2050年を見据えた「環境長期目標」を掲げている。こうした考え方の背景にあるのが、世界の人口増加と新興国の経済発展だ。同社CSR・環境渉外・推進部主任部員の吉田裕人氏はこう語る。「2050年には、世界の自動車保有台数は2010年の2倍以上に増加すると予測されています。車の台数が2倍に増えれば、タイヤ製造における資源消費や環境負荷も2倍になる。これを際限なく繰り返せば、やがては地球温暖化や資源枯渇に直面し、その結果、人々の生22エコジン