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概要

エコジン02・03月号

ユーザーの賢い選択が、リサイクルを推進する損害保険の分野では、「リサイクル部品特約」という取組が進められています。例えば、あいおいニッセイ同和損害保険(株)の「ハートフルリサイクル」です。修理や部品の交換の際に、リサイクル部品の使用を前提とした保険契約をすることで、車両保険の料金が5%割り引かれます。バンパーやドアなど修理需要の多い外装部品が対象となっており、2014年度に車両保険付帯契約を交わした約543万台のうち、14万台以上がこの特約を利用しています。このようにユーザーにとっても経済的で環境にも優しい選択肢が広がっています。あいおいニッセイ同和損保の「ハートフルリサイクル」NGPによるリサイクルの取り組みNGP日本自動車リサイクル事業協同組合は、使用済みの自動車から、新品に比べて価格が安く、品質も管理されたリサイクル部品の生産・供給を行っている団体です。リサイクル部品の規格統一化や技術力の向上など、ユーザーへのリサイクル部品の供給拡大に取り組んでいます。これまでリサイクル部品は自動車修理工場などのNGP加盟店でのみ販売されていましたが、2015年から新たにAmazonマーケットプレイスでも販売を開始。「NGPパーツ王」のブランド名で約50万点の商品を用意し、今後はさらに出品数を増加していく予定で、ユーザーにとってもリサイクル部品が身近な存在になりつつあります。部品は丁寧に洗浄され、エンジンなどの部品は専用の検査機器で品質を確認する(左)NGPの基準検査を通過した製品には、その証明として「ギャランティシール」が付けられ品質保証されている(右)Amazonマーケットプレイスにオープンした「NGPパーツ王ストア」21