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概要

エコジン12・01月号

環境省のレッドリストに挙げられた日本の希少な生き物たちや、日本の生態系に悪影響を与える外来種(侵略的外来種)について紹介します。vol.14さらに詳しい情報はコチラ!希少種について…「希少な野生動植物の保全」http://www.env.go.jp/nature/kisho/index.html外来種について…「外来生物法HP」http://www.env.go.jp/nature/intro/※外来種の報告は、外来いきものセンサスへhttp://ikilog.biodic.go.jp/希少種オキナワトゲネズミTokudaia muenninki生息地大きさ食べ物沖縄県北部のやんばる地域頭から尾の先までの全長30.3~38.2cm木や草の種や実、昆虫など絶滅危惧IA類(CR)くにがみオキナワトゲネズミは、沖縄県国頭山地のごく限られた範囲にのみ生息しています。背中が黒とオレンジ色っぽい黄褐色、腹が灰色っぽい白色をしていて、3種類のトゲ状の毛をもっています。活動するのは17時から5時の夜の間だけで、スダジイやイスノキといった木の根のそばや地面に巣をつくります。オキナワトゲネズミが減っている原因としては、森や林の木が切られたこと、道路によって自然の林が分断・破壊されたこと、フイリマングースや野生化したネコなどの外来種に食べられたことや、大型ダムがつくられたことなどがあります。『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生生物-4哺乳類』2014年発行環境省自然環境局希少種保全推進室編!侵略的外来種チュウゴクモクズガニ(通称上海ガニ)Eriocheir sinensis原産地朝鮮半島西岸から中国沿岸部主な被害生態系に関わる被害備考特定外来生物河川の土手に巣穴を造る習性があり、ヨーロッパやアメリカでは大発生した時に土手を浸食してしまい、河川の生態系が崩壊しました。日本では中華料理の食材として多く輸入され、生きたまま料理店に売られています。日本ではまだ被害事例はありませんが、野外に定着してしまうと生態系に大きな影響を与えるおそれがあるため、特定外来生物に指定され、輸入は許可を受けた業者に限られています。モクズガニ属の全種http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/L-kou-05.html31