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概要

エコジン12・01月号

霊峰・白山に抱かれた田園都市勝山市。市域には、白山国立公園の一部区域が含まれ、「自然の保全と両立が図られている地域」として、国立公園全体が1980年に「ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)」に認定されている。2002年からは“まちはまるごと博物館”の考え方のもと、行政と市民が一体となり、自然や歴史、文化などの地域資源を生かした「エコミュージアム」によるまちづくりを推進。2007年にはアメリカの経済誌「フォーブス」電子版で「世界で9番目にクリーンな都市」(アジアでは1位)と評価された。豊かな水と緑を活かし、ふるさとの誇りを未来へつなぐハッケン!古き良き山村の暮らしを後世に伝える小原E C Oプロジェクト豪雪地帯には必須のアイテム「かんじき」の手作り体験など、小原集落ならではのプログラムが体験できる。きた面積の9割を森林が占める山村地帯・勝山市だに北谷町の小原集落は、過疎化が進み廃村が危ぶまれる地区だ。同地域の再生のため設立された「小原ECOプロジェクト」では、空き家となった古民家の再生や、生活体験(炭焼き・養蚕・わら細工)、林業体験、林道や渓流の散策・登山などのエコツアーを実施している。山の暮らしや自然を体験できる場を提供することで、人の交流を生み出し、地域の活性化を目指す。「鉄道+電気自動車」で、エコな観光のすすめハッケン!えちぜん鉄道のきょうりゅう電気自動車福井県では、電車がブレーキをかけた際に発生する回生電力を蓄電池に貯め、駅の照明や、電気自動車に活用するための調査を行っている。人気の観光スポット「福井県立恐竜博物館」の最寄り駅のえちぜん鉄道勝山駅では、県のキャラクター「ジュラチック」が描かれた「きょうりゅう電気自動車」を1台配置。地域密着型の鉄道と電気自動車を組み合わせ、観光地へのアクセスの利便性を高めながら、CO?削減に取り組む。えちぜん鉄道は、全44駅のうち20駅で、鉄道と自動車の併用による「パーク&ライド」を導入し、CO?排出量の削減を推進中だ。27