ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

エコジン12・01月号

エコ・ファースト制度の詳しい情報はhttp://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/い捨て容器に批判が高まっていた時期。小松安弘社長(現・会長)が、「このままでは、いずれ日本でもビジネスが成立しなくなるのではないか」と危機意識を持ったのがきっかけだった。「回収にご協力いただく拠点は、リサイクルを開始した当初はたった6拠点でしたが、今では全国で8,900拠点を超え、年間8,000トン以上の発泡スチロール製トレーおよび透明容器を回収しています」91年、回収されたトレーを「ペレット」と呼ばれる粒状のリサイクル原料に加工し再びトレーにする「エコトレー」を開発。世界で初めて「トレーtoトレー」の流れを確立した。さらに2008年には透明容器の回収をスタートし、10年にはPETボトルと透明PET容器から再び透明容器をつくる技術も開発。リサイクル可能な素材を拡大している。「より安定した価格でエコトレーを流通させるためには、さらに回収率を上げる必要があります。消費者の方々が洗って店頭に持ち込み、スーパーなどの小売店が店頭で回収し、包材問屋が納品の帰り便で引き取り、運搬し、当社が原料に再生する。エフピコ方式のリサイクルは、皆さんのご協力があってこそ成立しているのです」貴重な地上資源を国内で循環利用する同社のリサイクルシステム。今後のさらなる進化に注目したい。環境教育・啓発活動全国に展開するリサイクル工場、選別センターを開放し、消費者、教育機関、地域住民などを対象に見学ツアーや環境学習の機会を提供している。また、スーパーなどの店頭でも啓発活動を展開。エフピコ方式の循環型リサイクル活動を説明し、その効果を消費者に実感してもらうことによって、リサイクル協力者を増やす取り組みも行っている。我が社の約束「エフピコ方式」のリサイクル『トレーtoトレー』『ボトルtoトレー』の循環型リサイクルシステムを確立。2014年3月までの25年間に回収されたトレー、PETボトルの総量は、東京ドーム33杯分に相当する。今後は2020年までに、食品トレー回収量を月間80 0トン、PE Tボトル回収量を月間5,000トンまで増やすともに、全販売量に占める「エコトレー」「エコAPET」の割合を75%にするという野心的な目標を掲げている。容器包装の3Rによる循環型社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進します。環境教育や社会貢献を積極的に推進します。環境マネジメントシステム「エコバリューチェーン」の推進。https://www.eco1st.jp/company.html?id=4123