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概要

エコジン12・01月号

時間目例えば125mLのコーヒー1杯を作るのに必要な水の量は、およそ132L。飲む量だけでなく、コーヒー豆の栽培や輸送など、消費者栽培輸送製品化125mL1杯のコーヒーを作るには66本132Lの水が必要!の手元に届くまでに多くの水が消費されています。一方で現在、気候変動で起こり得る干ばつや洪水、人口増加による水不足や水の汚染などが世界的に懸念されています。特に水不足は、農産物などの原材料の価格高騰と、それによる製品の値上がりを招き、生産活動自体へ影響を及ぼす恐れがあります。こうした“水リスク”を回避するため、世界の企業では資源調達、生産、消費の過程で使う水について把握し、持続的な水利用に向けた対策を進めており、日本企業でもこうした考え方が広まりつつあります。時間目環境省では、日本の健全で持続可能な水循環を「JAPAN Water Style」として、国や地方共団体、民間企業、そして国民一人ひとりが共に支える仕組みづくりを進めています。10月22日には、国連大学、CDPとともに「JAPAN Water Styleサミット」を開催し、国内外の企業や機関投資家、金融機関の代表者から、企業の水リスクへの取り組みや、それを評価する際の視点などを紹介するとともに、今後の水リスク対策について意見交換を行いました。また、こうした取り組みとあわせて、水循環の一員である私たちに対しても、「JAPAN Water Style」賛同企業から、それぞれの製品やサービスを通して様々な“水との新しい向き合い方”を提案しています。17