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概要

エコジン10・11月号

すべての住宅にスマートメータを設置。CEMS による管理と、電力量の見える化のため、データがリアルタイムで更新される。※マイクログリッド:既存の発電所からの電力にほとんど依存しない、エネルギー供給源と消費施設をもつ小規模なエネルギー・ネットワークのこと。バイオディーゼル発電機を設置。停電の際には、これらの発電設備をCEMSによって計画的にコントロールする。 「一時的な停電なら、『太陽光発電+ バイオディーゼル発電+ 蓄電池』で通常通りの電力供給を行います。災害が発生し、停電が数日におよぶ場合には、住宅向けの供給を止め、避難所となる集会所や病院・公共施設等に配電を限定しながら、最低限の電力供給を続けることが可能です」(東松島市復興政策課・石垣亨主任) 東松島市は、「復興まちづくり計画リーディングプロジェクト」において“ 分散型地域エネルギー自立都市”を掲げており、2011年には「環境未来都市」に選定された。この事業は、環境省の補助金を受けて、一般社団法人低炭素社会創出促進協会が実施する「自立・分散型低炭素エネルギー社会構築推進事業」として行っているもの。エネルギーの地産地消と、まちの防災力向上の先導的な取組として、今後、全国への展開が期待される。エコで災害に強いまちづくりは、日本全体の課題。今後は「東松島モデル」を、全国に広げていきたいですね。積水ハウス株式会社 東北復興開発事業部長三国富夫さん集会所は、地域のコミュニティの場として使われるほか、災害時には避難所として機能する。09