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概要

エコジン10・11月号

【特集】 東北復興の今 「東松島スマート防災エコタウン」では、東松島市が積水ハウス株式会社の技術協力を受け、被災者の方々の恒久的な住まいである災害公営住宅「市営柳の目東住宅」(戸建住宅70 戸、集合住宅15 戸)と周辺の病院、公共施設などを自営の電力線で結んだマイクログリッド(※)を構築する。(2016年3月末完成予定) すべての設備はCEMS(地域エネルギー管理システム)で制御され、地域内に最適な状態で電力を供給できるようになっている。集合住宅の屋根に太陽光パネルを設置するほか、集会所や隣接する調整池でも太陽光発電を行い、地域の電力源に利用する。充電と放電を同時に行える大型蓄電池の導入により、余剰電力も余すところなく活用できる仕組みだ。不足する電力は、最終的に市内のメガソーラーやごみ焼却発電所などから既存電力網を通じて調達する予定としている。 さらに災害など非常時の電力供給のために、08 エコジンスマート防災エコタウン今年8月、宮城県東松島市で、災害公営住宅と公共施設をエネルギー管理システムで結び、エネルギーを地産地消する「東松島スマート防災エコタウン」が竣工しました。エコタウンの成果は、「東松島モデル」として全国展開への期待がかかっています。宮城県東松島市調整池に設置した、出力400kW の太陽光パネル。発電した電気は売電に回さず、エリア内ですべて消費される。写真/石原敦志