ブックタイトルエコジン１０・１１月号

概要

エコジン１０・１１月号

25能になった。そのため「夢発電システム」では、10kWを超える容量を搭載する家主が多く、搭載平均は、全国平均の3倍以上にもなる13kW。これまでの受注によって、年間で約6.4万トンものCO?排出を抑制できていると言う。新築顧客のじつに92％が同システムを導入。年間搭載棟数でも業界トップを誇っている。　さらに一条工務店ではさまざま工夫を凝らした省エネ住宅も建築している。家の気密･断熱性能を高めれば、大きな節電効果が得られる。そこで断熱材・窓・換気の3つのポイントに着目。効果の高い断熱材で家を覆うような構造にしたり、熱の出入りが大きい窓に高い断熱性能を発揮するサッシを使ったり、空調で整えた室温を損なわずに換気できるシステムを導入するなどした省エネ住宅「夢の家」、｢iシリーズ｣を建築。2014年度だけで、約5万トンのCO?排出削減効果があったと試算された。　「電気を無駄にしない家づくりは、お客さまにもメリットがあることを伝えたい。性能スペックを上げていくのは大変ですが、今後も創エネ・省エネに配慮した家づくりを通じて、環境に貢献していきたいと思います」https://www.eco1st.jp/company.html?id=40我が社の約束低炭素社会の構築に貢献します。地球温暖化防止対策と共に生物多様性への対応に努めます。循環型社会への積極的な関わりを継続します。環境コミュニケーションを推進します。省エネ効果が高い「外内ダブル断熱構法」建物全体でエネルギーの消費量を減らすことを目的として制定されている「次世代省エネルギー基準」をはるかに上回る性能を発揮する超気密・超断熱住宅「i-smart」。ここでは「外内ダブル断熱構法」を取り入れ、構造材の外側と内側の両方に、一般的なグラスウールの1.5倍の断熱性能を誇る断熱材「EPS」を使用している。EPSはリサイクルも可能なエコ素材でもある。資源循環型社会実現に向けて施工現場で発生した廃棄物は自社の回収拠点に持ち帰り、分別を行っている。その中でも廃木材は木片を接着剤と合わせて熱圧成型した木質ボードの材料となるチップ原料にリサイクルしている。またこのように再生された木質ボードを加工して、床暖房パネルにすることで循環型の製品化も行っている。