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概要

エコジン10・11月号

20「容器包装リサイクル法」ができてから家庭ごみ中の容器包装廃棄物の割合( 平成2 6 年度) 容器包装リサイクル法は、ごみを減らし、資源を有効に利用するためにつくられた法律です。その対象は、金属、ガラス、紙、プラスチックに分かれ、細かく分類すると10種類あります。これらをきちんと分別すれば、ごみであったものが資源へと生まれ変わるのです。例えばプラスチック製容器包装は、もう一度プラスチック製品になったり、鉄や化学製品をつくる工場で使われる原料になります。このように資源を無駄なく有効活用できれば、ひっ迫する最終処分場の延命にもつながります。ごみの3Rは、私たちの生活の基礎を支えているのです。最近ではプラスチック製容器包装が自動車部品に使われたり、ペットボトルがペットボトルへ水平リサイクルされるなどリサイクルの高度化が進んでいます。( 左)シンボルマーク 愛称「エコぼうや」/(右)レジ袋削減10 億枚達成記念ポスターふだん耳にすることも多い「3R」という言葉。知ってはいるものの、実際に行動に移している人はどのくらいいるでしょう? 私たちが身の回りでできるコトを学びながら、もっと暮らしに3Rを取り入れてみませんか。広がる「容器包装リサイクル」 家庭から出るごみのうち、容器包装*廃棄物が約6割を占めています(容積比)。これらは資源として再利用できるものが多く、きちんと分別して回収すれば、ごみの大きな削減にもつながります。1995年の「容器包装リサイクル法」制定以降は3Rの意識が進み、分別ごみの収拾量が増えたほか、容器包装の軽量化やエコバッグなどの活用が全国に広がっています。*容器包装とは商品を入れる「容器」及び商品を包む「包装」のことで、例えばジュースの缶やペットボトル、コンビニ等の弁当容器のことです。エコジン紙類13.9%ガラス類 1.0%金属類 2.9%その他 0.1%容器包装以外39.0%プラスチック類43.2%出典/環境省「容器包装廃棄物の使用・排出実態調査」とやまエコ・ストア制度 富山県では2008年4月に、全国で初めて県内の全域でレジ袋の無料配布を廃止しました。この取組をさらにステップアップさせるため2013年10月からは、「とやまエコ・ストア制度」をスタートさせました。レジ袋無料配布廃止に加え、食品トレーなど資源物の店頭回収等を行う小売店舗を「エコ・ストア」として登録するこの制度には、67社1,137店舗・6商店街が参加しています(2015年7月時点)。こうした取組の成果として、富山県でのマイバッグ持参率は2014年度で95%にのぼり、同年度末にはレジ袋の削減枚数が累計で10億枚を突破しました。