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概要

エコジン10・11月号

海岸に流れ着くごみ、海を漂うごみ。近年、これらの「海洋ごみ」が問題視されています。美しい海辺の景観を損うだけでなく、漁業や船の航行、海の生態系にも悪影響を与えかねない海洋ごみについて、今わかっていること、私たちにできることを学びます。 海のごみの中には、海岸に流れ着いた「漂着ごみ」と、海面や海中に漂っている「漂流ごみ」があります。さらに海底に沈み堆積した「海底ごみ」もあり、これらを総称して「海洋ごみ」と呼びます。海岸や海上でのポイ捨てなどによる人為的なものから、大雨などによって意図せず流されたものまで、さまざまな原因で海に流れ出たごみが、風や波、潮の流れによって海面や海中を漂い、重いものは海底に沈み、一部が海岸へと流れ着きます。 2015年2月、科学誌サイエンスに掲載された研究論文によれば、2010年に陸上から海洋に流出したプラスチックごみの総量は480~1,270万トンに上ります。世界の海がつながっていることから、問題は一国だけにとどまらず、2015年のG7エルマウ・サミットでは、海洋ごみ問題に対処する行動計画が発表されるなど、国際的な問題に広がりつつあります。今月のテーマ基礎編エコに関する旬な話題を勉強しよう!長崎県対馬市の海岸時間目16 エコジン