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概要

エコジン08・09月号

エコ・ファースト制度の詳しい情報はhttp://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/る。自社で使用するエネルギーを自社でつくるための投資など“足し算の取組”が不可欠なのです。『W-ECOビジョン2020』には、環境活動が収益事業として成立することを示そうというワタミグループの思いが込められています」その象徴ともいえるのが、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業だ。風力では現在、秋田県内で3基の風車が稼働中。太陽光では今年5月、北海あつま道厚真町でメガソーラーが稼働を開始した。また、2014年には電力小売事業(PPS)にも参入。民間発電卸売市場から電力を調達し、ワタミグループの一部事業施設に電力を供給している。「現在、風力発電の電気は東北電力、太陽光は北海道電力に全量売電していますが、2020年以降に計画されている発送電の分離が実現された段階で、グループの事業施設に使用するための仕組みを構築します。50%削減に向けたロードマップでは、日常の節電で約13%、LED照明の導入などの設備改善で約17%、風力・太陽光発電などの環境投資で約20%の削減を見込んでいます」事業活動を通じて、再生可能エネルギーを日本に普及させる……ワタミグループの野心的な取組に今後も注目したい。グループ社員の環境意識向上▼ワタミファーム倉渕農場(群馬県)社員の環境意識を向上させるため千葉県にある「ワタミの森」(山武・日向)で、間伐や植樹などの森林活動を通じた環境教育を行っている。また社員の家庭生活におけるCO 2排出量を把握するために、環境家計簿を入力できるサイト「エコ夢サイト」を開設している。C O 2削減につながるさまざまな具体的行動が紹介されているほか、日々の生活における電気・ガス・ガソリンの使用量を入力すると、自動的にC O 2排出量に換算してくれる。我が社の約束事業活動における環境負荷を低減します(CO2削減)食品リサイクルの推進2 0 1 4年7月、東京都足立区に「リサイクルロジスティックセンター」を開設。関東圏104のワタミグループ外食店舗(2015年6月末現在)から排出された資源ごみや食品残渣など、すべての廃棄物を集約している。そのうち資源ごみは10 0%リサイクル。食品残渣は異物や水分を除去した後、ワタミグループが運営する「土づくりセンター」へ運ばれ堆肥化される。堆肥はグループ農場「ワタミファーム」の土壌に利用され、栽培された有機野菜は、再び食材として店舗に戻る仕組みだ。循環型社会構築のため、環境改善事業を強化します(リサイクル率向上)グループ社員の環境意識を向上させ、日々の環境改善を推進します(社員の行動)森林保全などの環境活動に取り組む地域やNPO活動を応援しますhttps://www.eco1st.jp/company.html?id=36文/梅澤聡25