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概要

エコジン06・07月号

自然エネルギーを活用した「創エネ」で学校の「ゼロエネルギー化」を目指すハッケン!雫石中学校町立雫石中学校が、文部科学省「スーパーエコスクール実証事業」の対象校に選定された。スーパーエコスクール実証事業は、公立小中学校のゼロエネルギー化を目指す実証事業として、環境を考慮した学校施設の整備を推進するもの。雫石中学校では、建物の断熱化や暖房エリアの集約、照明のL E D化などによる省エネに取り組むとともに、自然エネルギーを活用した創エネ(太陽光発電設備や太陽熱利用設備)を利用して、ゼロエネルギー化を目指す。また、整備した施設は、生徒への環境学習にも活用する方針だ。現在、具体的な設計を行っており、2 0 17年に完成の予定。文部科学省「スーパーエコスクール実証事業」http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/ecoschool/detail/1319684.htm改修イメージ図。校舎3棟の屋上には、太陽光パネルや太陽熱利用設備が設置される。温泉、キャンプ場、大地の恵み…雫石をまるごと味わえる道の駅道の駅「雫石あねっこ」ハッケン!上)地元の名人がそば打ちを教えてくれる「しずく庵」/右)香ばしい味が癖になる「ひとめぼれソフト」日帰り温泉施設、オートキャンプ場などを併設した大型の「道の駅」。雫石産の食材をふんだんに盛り込んだメニューを楽しめる「あねっこ茶屋」、雫石産のそば粉を使用したそば打ち体験のできる「しずく庵」のほか、身近なハーブと触れあえる「日本ハーブ園」では、自家栽培されたハーブなどの鉢物や加工品の展示・販売も行っている。また、幹線道路沿いにある公共施設であるという道の駅の特徴を活かし、大規模災害時には緊急援助物資などの物流拠点となるほか、避難者に対して食料の提供を行うなど、地域の防災拠点としての機能も担っている。豊かな自然が人を呼び、暮らしを潤す町岩手県雫石町では、「しずくが潤す大地の恵み雫石」をコンセプトに掲げ、山岳部の自然や温泉といった従来の観光資源に加え、雫石盆地が育む農業および農村文化を生かした観光・交流の活性化を図っている。また、地域資源を生かした再生可能エネルギーの利活用も行われている。町も出資する「株式会社バイオマスパワーしずくいし」では、小岩井農場で発生する畜産系廃棄物や、地域で発生する食品廃棄物を複合処理し、メタンガス発電による電力、堆肥、液肥を生産して小岩井農場内などで全量を有効利用。地域での資源循環を実現している。この官民共同の取組は「地域循環型ビジネスモデル」として平成26年度「新エネ大賞資源エネルギ-庁長官賞」を受賞した。31