ブックタイトルエコジン０６・０７月号

概要

エコジン０６・０７月号

農場の自然を体感することで環境と自然をいつくしむ心を学ぶハッケン!小岩井農場ガイド付きツアー「小岩井農場物語」が、2 0 1 4年の第1 0回エコツーリズム大賞(主催:環境省・日本エコツーリズム協会)で大賞を受賞。このツアーは、1891(明治24)年の創業以来、植林により育まれた森の中での自然観察会やハイキング、畜産や林業の生産現場をめぐるバスツアーなどを通じて、環境保全の大切さに気づき、環境への理解と関心を深めることを目指して実施されている。季節ごとに、「ミズバショウ観察会」「モリアオガエルを探そう!」など、さまざまな動植物にスポットを当てた自然観察会も開催。周辺地域を巻き込んだ「環岩手山エコツーリズム」の核となっている。上)トラクターがけん引するバスで森林エリアを巡るトラクターバスツアー/下)小岩井農場の歴史や、酪農と林業の話が聞けるガイド付きバスツアーエコに取り組む地域にフォーカス!環境問題への関心の高まりとともに、日本の各地で地域を主体とした環境配慮型の社会づくりが行われています。ここでは地域主導モデルとして期待される、全国の先進的な取組を紹介します。文/梅澤聡しずくいしちょう岩手県雫石町岩手県中部に位置する岩手郡に属する町。岩手山をはじめ1,000m以上の山が連なり、山岳や高原が総面積の大部分を占めている。山麓部では天然林、牧野、田畑がのどかな田園風景をつくりだし、温泉やスキー場、小岩井農場を擁するなど、観光にも力を注いでいる。雫石町岩手県再エネ多様性里山低炭素3R世帯数:6,229世帯総人口:17,498人(2015年3月31日現在)30