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概要

エコジン06・07月号

ふだん耳にすることも多い「3R」という言葉。知ってはいるものの、実際に行動に移している人はどのくらいいるでしょう?私たちが身の回りでできるコトを学びながら、もっと暮らしに3 Rを取り入れてみませんか。循環型社会づくりに向けて「循環型社会」とは、天然資源の消費が抑制され、環境負荷ができる限り低減される社会のことです。国では平成12年に、この循環型社会づくりを目指して「循環型社会形成推進基本法(以下「循環基本法」)」を制定しました。限りある天然資源を大切に使うため、3Rの活動などを中心に、国も市民も一体となって努力することが必要です。私たちが普段出しているごみの量は?家庭やオフィスから出るごみを合わせたものを「一般廃棄物」といいます。日本全国で、1年間に出される一般廃棄物の量は、4 , 4 8 7万トン(平成2 5年度)に及びます。これはなんと東京ドーム約121杯分に相当し、日本人1人あたりでは1日に958gと、約1kgのごみを出している計算になります。またこの他、工場などから出る「産業廃棄物」というものがあります。汚泥や家畜のふん尿、がれき類などがこれにあたり、平成2 4年度の総排出量は3億7, 9 14万トンです。年々減少してはいるものの、一般廃棄物の8倍以上の量になります。一般廃棄物4,487万トン(東京ドーム121杯分)1年間に全国で出るごみの量(平成25年度)産業廃棄物3億7,914万トン1人1日あたりの家庭系ごみ排出量30251人1日あたりの家庭系ごみ排出量削減率( H 12年度比)目標値20654 654 700643 642628 611601595569 60055019.518.617.5 17.41515.913.0540 540533527500400108.19.03006.754.12001.81.91000.100H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25H 3 2(年度)25900800循環基本法をもとに平成25年5月に見直された「第三次循環型社会形成推進基本計画」では、私たちの生活に密接に関わる取組の状況も評価されています。その1つが、左のグラフにもある「1人1日当たりの家庭系ごみ排出量」です。「家庭系ごみ」は、1人1日あたりで換算すると5 2 7gの排出量。これは、私たち国民がどれだけごみを出しているかの分かりやすい指標であり、循環基本法が策定された平成12年度からは19. 5%削減と、東京五輪が開催される平成3 2年度までに25%削減という目標に向けて削減が進んでいます。24