ブックタイトルエコジン０６・０７月号

概要

エコジン０６・０７月号

「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトに賛同する、俳優の伊勢谷友介さん。“人類が地球に生き残るため”に、環境に寄与し、社会に響くさまざまな取組を行う「リバースプロジェクト」の代表でもあります。環境や自身の活動について思うことを率直に語ってもらいました。?まず環境について思うことを教えて下さい。私たち人類が地球環境を破壊し、永続的に住めなくなるのではないかと不安に感じるところまで来てしまっていることは、誰もが多かれ少なかれ感じていると思います。そこから英知のある人類として、プライドを持って脱却することが、次の進化のかたちであると僕は考えていて、そのためにリバースプロジェクトを立ち上げました。「上が変われば良い」という思考ではなく「自分が変われば」という視点で物事を見て、気づき、行動を起こし、継続させることが大切で、すべての人の「意識を変化させる」ことさえできれば、森里川海の自然環境は一気に改善されると言っても過言ではないと思います。もちろん、非常に難しいことですが…。?どうすべきだとお考えですか?「こんなことができるのか」と、意識が変わるような生活スタイルを、実際に提示して見せることを考えています。今、富山県南砺市の「エコビレッジ構想」に参加させていただいています。そこではクリエイターの卵たちが中心となって、衣・食・住・水、エネルギーも自給自足しながら、環境負荷の少ない生活を考えています。森里川海の連関が実現し、未来につながる持続可能なコミュニティーをめざします。?常に未来を見つめて行動されていますね。本当は急がないと間に合わないのではと焦りを感じていますが、“3歩先まで手を考えた上で、現状を踏まえながら半歩先を行く”という自分の成功の法則に従って、地道に進んでいきますので、応援お願いします。14写真/下屋敷和文