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概要

エコジン12・01月号

食材に気を配れば、それだけでエコに食材はできるだけ、地元で採れた旬のものを選ぶようにします。地産地消を心がければ、運搬時のエネルギー使用量が少なくなるため、また旬の食材は温室栽培などで消費する光熱エネルギーを使わないため、やはりエコ。何より旬のものは栄養価が高く、味も良好です。また生ごみを減らすために、調理クズをなるべく出さないようにします。野菜の皮や茎には栄養分が多いもの、香りや味の濃いものもあるので、捨てるのはもったいないのです。また、食材によっては皮ごとすりおろしたり、焼いたりしてもおいしくいただくことができるので、試してみてはいかがでしょうか。ポイント地元の旬の食材を、端から端まで使い切る片づけ上手は、エコ上手片づけるときは、河川や海水の汚れにつながる排水をできるだけ汚さないよう気をつけましょう。「鍋やお皿の汚れは、洗う前にできるだけ拭き取る」「汚れがほかにつかないように使った食器は重ねない」ようにするだけで、洗剤と水の使用量も減らせます。水も大切な資源です。食器を手洗いする際は、水を出しっ放しにせず、洗い桶などを使って溜め洗いするようにしましょう。また生ごみを出す際には、水気を良く切ります。水を多く含むと悪臭の原因になりますし、ごみを燃やす際にも、多くのエネルギーが必要になってしまうので、気をつけましょう。ポイント水周りへの配慮までがエコ・クッキング!エコ・クッキングの基本は、「環境のことを考えて買い物・調理・片づけをすること」。しかもあまり無理をせず、簡単に取り入れられることばかりなので、一度身についてしまえば、長く続けることができると思います。料理は毎日のことですから、気負わずに、楽しくできることも大切。一人ひとりが自分なりの工夫を続けていけば、積もり積もってかなりのエコにつながっていくと思います。じょうなん・あきこ東京ガス株式会社「食」情報センター主任。エネルギー会社の立場から、身近な「食」の環境について考えるエコ・クッキングの取り組みに携わり、企画・運営、情報発信を行っている。また定期的にエコ・クッキング講座も担当。33