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概要

エコジン12・01月号

「エコ・クッキング」でムダを省けば調理も楽々エコ・クッキングの第一の心得は、調理に必要なエネルギーと水を効率良く使うように心がけること。鍋底の水気をしっかり拭き取ってから火にかけることで約2%、お湯を沸かしたり食材をゆでるときに鍋にフタをすることで約15%のガスが節約できて、調理時間も短縮できます。また調理方法を工夫すれば、特別な器具を用意しなくても、エネルギーと時間を省くことができます。そのひとつが「余熱を利用する」こと。野菜の下ゆでや煮物など、水を多めに使う料理の際、食材にある程度火が通ったら、火を止めフタをして置くことで、余熱で具がやわらかくなります。グリルでも、同様に余熱調理が可能です。グリル内が高温になるので、消火した後の庫内で加熱ができます。また、肉や魚と一緒に、野菜を同時に焼くことで、時間とエネルギーを削減できます。それぞれに匂いが移ることもありません。このように「同時調理」や「ひとつの器具で調理」するのもエコ・クッキングの考え方のひとつ。パスタと具の野菜を一緒にゆでたり、数種類の食材をアクの少ないものから順に同じお湯を使ってゆでれば、水を温めるエネルギーをカットでき、片づけも楽になります。ポイント省エネ調理は、楽チン調理の第一歩今月の達人環境保護につながる知恵や技術を持ったさまざまなジャンルの専門家“エコ達人”が、暮らしに役立つエコのアイデアをご紹介します。文/柳澤美帆イラスト/木下綾乃第4回エコ・クッキングに挑戦エコ・クッキングの達人上南子昭さん※エコ・クッキングは東京ガス(株)の登録商標です。32