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概要

エコジン12・01月号

エコフライト活動エンジンの定期洗浄も「エコフライト活動」のひとつ。ジェットエンジンは、使用を重ねるうちに、コンプレッサー(空気圧縮機)内に、空気中に含まれる小さなごみやチリが付着する。付着物が増えると、空気の圧縮効率が落ち、燃費の悪化、すなわち燃料消費量の増加につながってしまう。そこで、エンジン内部を定期的に水や温水で洗浄することで、燃料消費を抑制し、C O 2排出量削減を図っている。洗浄時に出る排水もすべて回収し、専用機材で処理されている。JALそらエコ教室現役パイロットが乗務中に日々感じている地球環境の変化を、最新データや、上空から撮影した写真などを使って伝える出張環境講座。対象は小学校3年生から大人まで。日本全国の小中学校のほか、アジア、ハワイ、オーストラリア、ヨーロッパなど海外の日本人学校でも講座を実施している。受講した子どもたちからは「毎日の生活でできるちょっとした努力を心がけ、私も地球のためによいことをしたいと思った」などの感想が寄せられている。着陸時には、フラップ(主翼に取り付けられた、揚力を高める装置)の角度を浅くすると、騒音や燃料消費を抑えることができます。また、着陸後、滑走路上で減速する際には、通常、エンジンの逆噴射を行いますが、向かい風が強いときや滑走路面が乾いているときなど、逆噴射を使用しなくても安全に減速できる場合には、逆噴射の使用を最小限にとどめるよよる大気観測プロジェクトに協力してきました。現在は国際線8機に自動観測機器が搭載できる体制を整え、常時3機程度が大気観測を行っています」ふだん、私たち利用者が目にすることのない場面で、地球環境保全に向けた地道で着実な取り組みが、今日も行われている。うにしています」ほかにも、離陸・上昇・巡航・降下・着陸・地上移動、そして駐機中に至るまで、フライトのあらゆる場面において、さまざまなエコフライト活動が行われている。これらの活動を実施することによる年間のCO2削減量は、約45,000トン(JAL REPORT2014より)に及ぶという。「また当社では、“航空会社だからこそできる社会貢献”として、地球温暖化をもたらす大気変動のメカニズムを解明するために、1993年から航空機に我が社の約束地球温暖化の防止に向けた取り組みを積極的に推進します。環境社会活動・環境啓発活動を積極的に推進します。資源循環型社会の実現に努力します。http://www.jal.com/ja/csr/environment/ecofirst/文/梅澤聡25