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概要

エコジン12・01月号

生物多様性を守るために、私たち一人ひとりができることは、たくさんあります。次の5つのアクションを実践してみることで、暮らしの中で、生きものたちとのつながりを実感してみましょう。食卓に上がるさまざまな食材は、生物多様性の恵みそのものです。なるべく旬の食材を選んで食べると、季節の変化が実感できます。また、温室栽培でない旬の食材の生産は省エネ・省資源型といわれています。地元産のものを選ぶことは、輸送に伴う環境負荷が少ない「フードマイレージ」にも沿った取組となります。・近所の公園で、植物や小動物を観察してみよう。・子どもと一緒に家庭菜園で季節のものを育ててみよう。・動物園や水族館のガイドツアーに参加してみよう。・自分の住んでいる地域の特産品を調べて、食べてみよう。・旬の食べ物を使ったレシピを考えてみよう。・「コウノトリの舞」農産物等生産団体認定制度(豊岡市)や「朱鷺と暮らす郷づくり」認証制度(佐渡市)など、生きもののための認証マークがついた商品を買って、食べてみよう。自然は、生物多様性を学ぶ何よりの教材。山に登る、動物園や植物園に出かける…近所の公園を散歩することでもかまいません。実際に自然にふれてみて、多くの生きものに支えられている生活を想像してみてください。さまざまな生きものや風景について、あなたが体験したことや興味を持ったことを、絵や写真、文章などで記録してみましょう。そのことで、私たちの周囲には四季折々にたくさんの生きものが息づいていることに、きっと気づくはず。・今日見た生きものや自然について、身近な人に話してみよう。・撮影した生きものの写真や、季節の移ろいについて感じたことを、FacebookなどのSNSに投稿してみよう。・夏休みは生物多様性に関する本を読んで感想文を書いてみよう。生物多様性のことをきちんと考えて生産・販売された商品やサービスを選びましょう。私たち消費者のこのような行動は、生物多様性に配慮した生産者や事業者を応援することにつながり、自然と共生する社会を実現する原動力となるのです。14