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概要

エコジン08・09月号

「集落」ではなく「集“楽”」楽しいこと、楽しい人が集まる場所づくりハッケン!棚田再生とコミュニティ形成約10 0haあった棚田のうち、現在までに約30haを再生。今後の活動も耕作放棄地再生が中心となる。さらに、子ども向け野外体験セミナー(泥んこ運動会、キャンプ、木登り体験)などの都市農村交流ビジネスや、外部人材の定住促進のためシェアハウスを設置するなどの取り組みも実施。この4年間で延べ3500人の都市住民が上山を訪れ、農業体験や棚田再生の活動に参加している。2013年12月には、日本ユネスコ協会連盟が「100年後の子どもたちに地域の文化や自然遺産を残し、伝えていく」ことを目的に行っている「プロジェクト未来遺産」に選定された。地道な草刈りや野焼きから始め、耕作放棄地が美しい棚田の風景へと再生していった。エコに取り組む地域にフォーカス!環境問題への関心の高まりとともに、日本の各地でも地域を主体とした環境配慮型の社会づくりが行われています。ここでは地域主導モデルとして期待される、全国の先進的な取り組みを紹介します。文/梅澤聡岡山県美作市上山地区うえやま岡山県北東部、兵庫県との県境に位置する上山地区。人口は185人、そのうち65歳以上の人口が75人と高齢化率が高い。20 07年、大阪を中心に活動するNPO法人「英田上山棚田団」が棚田の再生に取り組みはじめたことをきっかけに、地域再生のモデルとして注目を集めている。相上模山原集市楽岡山倉敷岡山県再エネ多様性里山低炭素3Rアクセス:JR山陽本線和気駅から国道374号→県道90号など26