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概要

エコジン08・09月号

CASE.2【Fu j i s a w aサスティナブル・スマートタウン】神奈川県藤沢市神奈川県藤沢市のパナソニックグループ工場跡地に、広大な“エコシティ”が誕生しました。さまざまな環境配慮の仕組みが導入されたこの街が、新たなエネルギーを生み出そうとしています。写真/川本聖哉文/梅澤聡約1,000戸の戸建て住宅は、すべて太陽光発電システムと蓄電池を備えた「CO?プラスマイナスゼロ」のスマートハウスとなる。「CO?プラスマイナスゼロ」とは、家庭内のエネルギー使用で排出するCO?と、創エネにより削減されるCO?を年間トータルで相殺するもの。「藤沢サスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)」は、パナソニック株式会社が取り組むスマートタウン構想のひとつ。敷地面積は約19ha、計画人口は約3,000人。約1,000戸の住宅のほか、商業施設や公益施設が建設される予定で、2018年の完成を目指す。パナソニックはこの街で、すべての戸建て住宅に太陽電池と蓄電池を備える計画だ。各家庭で消費するエネルギーを自宅で生み出す“エネルギーの自産自消”を促進することで、街全体のC O ?排出量を70%削減(1990年比)するという。また、公共用地を活用する「コミュニティソーラー」などで創ったエネルギーも有効活用し、街全体で使うエネルギーの30%以上を再生可能エネルギーでまかなうことを目指す。同社スペース&メディア創造研究所の坂本道弘氏はこう語る。12