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概要

エコジン08・09月号

ECOM駿河台いきものを育むコミュニケーションスペース三井住友海上火災保険が2012年春に竣工した神田駿河台の駿河台ビル新館。その敷地内に、環境や自然に関する情報を発信する場としてECOM駿河台がオープンした。季節のいきものを紹介するパネル展示などのほか、講師を招いて学ぶサロンなどにも活用されている。「本館の屋上庭園は1984年竣工時点から設置されていました。緑化率が4割以上と、当時としては非常に先駆的でしたが、生物多様性という観点がまだ少なく、常緑樹が多かった。そこでECOM駿河台の前庭広場には、野鳥などの生息域を広げるためにも、実がなる木や落葉樹などを取り入れています」と、浦嶋裕子総務部地球環境・社会貢献室課長代理。南にある皇居、北の上野・不忍プランターを配置した緑化庇は、緑の景観創造と日除けや蒸散効果などの環境効果も期待される。環境省の「COOL SHARE」キャンペーンの一環で、暑さをしのぐために立ち寄れる“クールシェアスポット”にも登録されている。池との間を結ぶ“緑の中継地点”としての役割を目指している。近年は近隣の大学とのコラボレーションを進め、各種イベントも開催している。「一企業だけで頑張るというより、いかに仲間を増やし、環境への意識を広げていけるかが重要だと考えています」。所在地:千代田区神田駿河台3-11-1U R L:http://www.ms-ins.com/company/csr/ecom/index.html「千代田エコめぐりガイド」でエコツアー千代田区は、区内にある環境に配慮した施設や取組みについて紹介する「千代田エコめぐりガイド」を発行している。区内のエコな取り組みを4 9件取り上げているほか、ファミリー、スチューデント、シニアといった対象者別におすすめコースを紹介するなど、誰もがエコに親しみをもてるガイドブックになっているので、このガイドを片手に自分だけのエコツアーに出かけられる。これまで紹介した3つの施設のほか、神保町の「二酸化炭素濃度測定器」や、日本橋川や神田川をめぐる「都心の水辺でエコツアー」など、区内のユニークな取り組みが一目で分かる。第8回エコツーリズム大賞・優秀賞も受賞した「都心の水辺でエコツアー」は、東京の水辺を巡るネイチャークルーズ。日本橋川をはじめ、歴史ある水路を散策しながら、周辺に住む生物などについて学ぶことができる。(WebまたはFAXにて申し込みが必要)http://enjoy-eco.or.jp/10