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概要

エコジン06・07月号

 「竹やぶに入って、ちょっとだけ頭を出しているタケノコを探し、掘り出すんですが、子どもたちはきっとスーパーでタケノコを見たら、“あそこで、ああいうふうにして育っている”って、思い出してくれると思う。それがきっかけになって、自然や環境に興味を持ってくれたらいいなって、思うんです。私自身も、千葉で自然に触れるようになり、より一層環境のことを考えるようになったので」 3月からスタートした、低炭素社会実現を目指すキャンペーン『Fun to Share』。黒谷さんも賛同し、キックオフイベントに参加した。 「自分が小さかった頃と、今の地球の気象は、全然違うという実感があります。少し前までは、“そろそろ危ないかもね”という程度でしたが、今はもう、“本当に危ないところに来ているんじゃないか”という、危機感すら感じます。私達が生まれる前の状態に戻すのは、経済規模から考えても難しいと思いますが、今の子ども達のためにも、これ以上悪化させてはいけないと思う。そのために、小さくてもいいから、何かできることをやっていきたい。ありきたりですが、必要のない電気を消したり、クーラーの設定温度を少し上げたり。ちょっとでもいいと思うんです。無理せず、やれる範囲で。それを積み重ねることが、結果に繋がるんじゃないでしょうか」 乗馬クラブのそばには水田があり、先日訪れたときには、水が張られていたそう。 「その水面に、近くの里山が映るんですが、鏡富士ならぬ“鏡里山”になって、本当に美しいんです。それをただ、ぼーっと眺めるのも大好き。そういう美しい風景を、いつまでも残していきたいですね」 ちなみに上京したときに購入したスコップなどのガーデニング用品は、今は千葉の畑で活躍している。 「千葉で育てた花は、ドライフラワーにして東京の部屋に飾っています。それを見ると、明日も頑張ろうって元気が出る。ホント、お花ってすごい!」黒谷友香 1975 年大阪府生まれ。女優。10 代で雑誌のモデルとして活躍中、映画のヒロインに抜擢され、女優の道へ。NHK 木曜時代劇『吉原裏同心 ~隠ごと~』7/31放送の第五夜に出演。また映画『イン・ザ・ヒーロー』(東映)が秋に公開予定。http://www.spacecraft.co.jp/tomoka_kurotani/interviewecojinTOMOKA KUROTANI05