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概要

エコジン06・07月号

33 長雨が続き、じめじめとした湿気やカビが増えやすい季節。そろそろそうじをしなければ、と思っているうちにカビが大発生、ということも……。私たち日本人のご先祖様たちは、このような高温多湿の風土において、洗剤を使わず、住環境を清潔に保つためのたくさんの知恵やテクニックをもつ「エコそうじ」の達人でした。今回はそうじや収納、衣替えをエコに実践するためのアイデアを紹介します!おおつ・たまみ 株式会社アクションパワー代表。「笑顔あふれる住空間を届けること」をテーマとし、そうじと片付けのプロとして20 年以上活躍。講演、テレビ、ラジオ等でその方法を伝授している。2014 年3 月発行『神さまをまねく開運お掃除』( 世界文化社) を監修。意外と簡単、カビ予防のコツ! カビを防ぐ一番のコツは、湿度を低く保つこと。晴れた日には室内の窓を2 カ所以上開け、「風の通り道」をつくりましょう。家の中で一番カビが生えやすいお風呂は、入浴後にシャワーで全体に冷水をかけると、カビの発生が激減します。また、ダニやカビの温床になりやすいふとんは、しまう前にできるだけ風に当てるのが理想。ですが、難しい家庭では押入れにすのこを敷き、上下奥ともに5cmずつすき間をつくるだけでも、湿気がこもりづらくなります。たまに左右の扉を15cmずつ開け、片方から扇風機を当てるとより効果的です。 新しい服が増えることも多いシーズン。ですが、服が増える前に今ある服が「本当に必要かどうか」の見直しを。礼服を除いて2 年以上着ていない服があったら、リサイクルに出すなど手放すことをおすすめします。クローゼットには、重曹を容器に入れてサランラップをかぶせ、穴をあけたものを入れておくと除湿効果が。また、ハンガーに新聞紙をかけて服と服の間に吊るしても除湿効果があります。これは、生乾きの衣類を部屋干しするときにも効果的です。衣替えで、エコクローゼットに!風の通り道には、カビ寄り付かずポイント「1着増えたら、1着減らす」を基本にするポイント