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概要

エコジン06・07月号

希少種31 ベンガルヤマネコの仲間で、日本では長崎県対馬にのみ分布します。体の表面にみられる不規則な斑点や額にある2本の白い線が特徴です。落葉広葉樹林や草地などの里地里山の環境を利用しており、ネズミ類や鳥類、昆虫類などを食べます。生息地の環境変化・荒廃や交通事故が主な減少の要因ですが、イエネコがヤマネコに感染症をうつしたり、エサを奪うことなども原因として考えられています。 国の天然記念物や国内希少野生動植物種に指定されており、保護のための様々な調査や事業が行われています。また、複数の動物園が協力して飼育と繁殖が試みられており、最近では2014年4月に福岡市動物園にて2頭の仔ネコが誕生しました。環境省のレッドリストに挙げられた日本の希少な生き物たち、そして日本の生態系に悪影響を与える外来種(侵略的外来種)について紹介します。外来生物法HP → http://www.env.go.jp/nature/intro/外来いきものセンサス → http://ikilog.biodic.go.jp/※第5回 特定外来生物等分類群専門家グループ会合(魚類)資料交雑種の情報 → http://www.env.go.jp/nature/intro/        4document/sentei/fin05/mat01.pdf詳しくは、「RDB図鑑~希少な生き物たち」まで→ http://www.env.go.jp/nature/intro/環境省HP ツシマヤマネコの出産(繁殖の取り組み)→http://www.env.go.jp/nature/yasei/tsusimayamaneko/index.htmlvol.07 ホワイトバスとストライプトバスの交雑個体です。特定外来生物に指定されている両種と同様に肉食性で、両種より成長が早く、水質悪化に耐性があるなど適応できる環境が広いことから、平成26年6月に特定外来生物に指定予定です。国内の野外では定着は確認されていませんが、サンシャインバスやストライパーなどの名前で一部の管理釣り場で釣魚として利用されています。湖沼や河川に導入されれば捕食や競合により在来種を駆逐するなど、生態系に大きな被害を及ぼすおそれがあるため、管理釣り場などにおいては法律の許可を受け、ホワイトバスとストライプトバスの適切に管理する必要があります。交雑個体(サンシャインバス)備  考主な被害原 産 地北アメリカ(ホワイトバス、ストライプトバス)生態系に関わる被害特定外来生物分 布長崎県対馬重 さ3.0~5.0㎏食べ物主にネズミ類ツシマヤマネコPrionailurus bengalensis euptilurusMorone chrysops × M.saxatilis絶滅危惧ⅠA類侵略的外来種!