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概要

エコジン06・07月号

25http://www.eco1st.jp/company.html?id=23我が社の約束環境コミュニケーションを積極的に推進し、社会に広めていきます。次世代の環境コミュニケーションや、社員の環境への取り組みを支援します。グリーンなオフィスを、より進化させていきます。部募集のポスターも、関西らしいユーモアがあふれています」とCSR推進部部長の尾崎文子さん。 また、もうひとつの柱となっているのが2005年から継続されている「環境スローガン」。社員の部と家族の部からなり、テーマごとの環境スローガンのほか、家庭でのちょっとしたエコ活動「我が家のエコ自慢」も募集している。そのなかから選ばれた作品は、社内の若手アートディレクターがデザインを手がけてポスター等を制作。応募総数は毎年増え続け、2013年は過去最高の8230件となった。年に1度、子どもも含めて家族で環境問題について語り、スローガンやエコ活動を考えることが楽しいという社員の声も上がっている。尾崎さんはこう続ける。 「一見、地道な取り組みでも視点を変え、クリエイティビティに満ちあふれたものとして楽しめることが電通グループの誇れるところだと思っています。社会課題を解決することが、私どものミッション。エコという考え方はもはや当たり前ですが、今後も消費者目線でその意識をもち続け、いかに活動を継続していくかが重要と考えています」環境スローガン電通グループの社員やパートナー等を対象とした社員の部と、その家族を対象とした家族の部で環境スローガンを募集。「節電・省エネルギー」「ゴミ問題と3R」など毎年環境にまつわるテーマを設定している。同時に「我が家のエコ自慢」も募集。優れた作品は若手アートディレクターがポスターを制作し、社内に掲示される。グリーンなオフィス2002年に完成した電通汐留本社ビルは、「100年建築」「地球環境共生」「省エネルギー」のコンセプトのもとに設計。発電で発生した熱を再利用するコージェネレーションシステム、風力・太陽光発電パネル、屋上緑化(写真上)などが取り入れられている。周辺には約1万3000本の木々を植樹し、周辺気温の上昇を抑制。また社員向けに、こうした設備を見学する「館内エコツアー」を実施、環境意識の啓発につながっている(写真下)。文/本吉恭子