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概要

エコジン04・05月号

4具体的な取り組みは?私たちの社会を将来にわたって維持していく上では、環境問題をはじめとした多くの課題があります。ここでは、こうした課題を教育を通し解決していくことを目指して、全国の学校で子どもたちが取り組んでいるESDの活動を紹介します。渋川生き物絵図滋賀県草津市立渋川小学校渋川の環境が描かれたカラフルな絵図渋川には、住民が昔の生活を思い出して描いた絵図がある。これを見た渋川小学校の生徒が「昔の渋川には自然と結びついた暮らしがあった」と触発され、“現代版”の生き物絵図を描くことを提案した。全校生徒で制作に取り組み、各学年ごとに昆虫や鳥、魚などの担当を決めて研究。地域の特徴をデフォルメした屏風形式の絵図には、生き物のほか全校生徒や教職員の姿も一人ひとり丁寧に描き込まれている。地域の人々もこの制作を支え、子どもたちは地域の環境や歴史、文化だけでなく、人とのつながりも学んだ。地球温暖化を学び学校の省エネを考える「フィフティ・フィフティ」プロジェクト長崎県長崎市立稲佐小学校稲佐っ子から地球人へ!未来へつなぐ省エネ活動同校が取り組んでいる「省エネ共和国」活動に連動した出前講座を実施。世界の環境問題と普段の生活との関連を、実験など通して理解する。公園、探検・発見・ほっとけん! ・・・誰が?愛媛県松山市立東雲小学校地域の公園をコミュニティファームに!地域の公園を、住民と児童が一緒に野菜を育てる“コミュニティファーム”として活用。“食”と“農”を通じて、地域の人たちともに学ぶ場としている。20