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概要

エコジン02・03月号

第5次評価報告書とは?総会議長・副議長(3名)事務局I P C Cでは、1 9 9 0年に第1次、95年に第2次、2001年に第3次、07年に第4次の評価報告書執行委員会を公表してきました。I P C Cには3つの作業部会があり、第1作業部会は気候変動に関第一作業部会(自然科学的根拠)第二作業部会(影響、適応、脆弱性)第三作業部会(気候変動の緩和)温室効果ガス目録(インベストリー)に関するタスクフォースする「自然科学的根拠」、第2作業部会は気候変動に関する「影響・適応・脆弱性」、第3作業部会は「気候変動の緩和」について議論しています。それぞれの部会では「政策決定者向け要約」「技術要約」「本文」などを作成し、最終的に統合報告書にまとめます。現在は、昨年9月から今年10月にかけて公表される第5次評価報告書の作成に向けた作業が行われています。地球温暖化の現状は?昨年9月スウェーデン・ストックホルムにおいて、第5次評価報告書の第1作業部会報告書が公表されました。報告書では、「地球温暖化が人間活動によって引き起こされた可能性が極めて高い」ことを原因の一つとして指摘し、その可能性を第4次評価報告書での90%から95%まで引き上地球温暖化による海面上昇で、次に消えてしまう島として危惧されているツバル国バサフア島。(全国地球温暖化防止活動推進センターホームページ(http://www.jccca.org)より)げました。また温室効果ガスの排出量が増え続けた場合、1986~2005年を基準とすると「今世紀末には世界の平均気温が2.6~4.8度上昇し、海面水位は最大で82cm上昇する」という予測が報告されています。今後は何が話し合われるの?昨年9月に公表された第1作業部会の報告書に続き、今年3月2 5 ~ 2 9日に日本で初めての総会であるIPCC第38回総会が横浜で開催され、気候変動に関する「影響・適応・脆弱性」をまとめた「第2作業部会報告書」が承認・公表されます。4月7~11日にドイツ・ベルリンで開催予定の第3 9回総会では、「気候変動の緩和」をまとめた「第3作業部会報告書」が、その後10月2 7~ 3 1日にデンマーク・コペンハーゲンで開催される第40回総会において、第5次評価報告書の統合報告書が承認・公表される予定です。今年3月25~29日に第38回総会が行われるパシフィコ横浜。23