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概要

エコジン02・03月号

ecojin SPECIAL NEWS・中国在留邦人対応の強化中国在留邦人の方々に向けたホームページを立ち上げ、各地のPM2.5のデータ、高濃度汚染時の対応の手引き、中国大気汚染に関するFAQなどを掲載する。また、(独)環境再生保全機構のホームページによるぜん息等のメール相談の実施や、日本国内や中国での説明・相談会の開催等、在留邦人対応の強化を図っていく。(独)環境再生保全機構http://www.erca.go.jp/yobou/目標2環境基準の達成・PM2.5の現象解明と削減対策の検討PM2.5は環境基準の達成率が低く、濃度低減に向けた対策の検討が必要となっている。そこで、現象解明と削減に向けた対策検討を進めるため、中央環境審議会に新たな専門委員会(微小粒子状物質等専門委員会)を設置する。平成26年度中をめどに、国内における発生抑制策のあり方について、中間的な取りまとめを行う予定だ。目標3アジア地域における清浄な大気の共有・アジアにおける地域的取組の推進大気汚染に関する日中韓三カ国政策対話を今年3月20日と21日に北京で開催する。これには専門家や研究者等も参加し、各国の政策・対策を共有するとともに、PM2.5の現象解明など、今後の協力の方向性についても議論される予定だ。さらには、国連環境計画(UNEP)やクリーン・エア・アジア(CAA)といった国際機関やNGOとの協力や、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)を通じた協力も進めていく。・二国間連携の強化中国との連携強化のために、豊富な経験と環境技術を有する地方自治体等の知見やノウハウを、中国主要都市での人材育成等に活用していく。昨年12月には、東京で「中国大気環境改善のための都市間連携に関する会合」が既に開催されている。今後、日本側の協力シーズと中国側の協力ニーズを整理し、都市間連携を通じた具体的な協力が進んでいく予定で、汚染が深刻な北京市や天津市などから強い関心が寄せられている。また、韓国との間でもPM2.5の測定、評価、データ共有等に係わる協力を促進していく予定だ。(上)中国の大気環境改善を目指した、都市間連携に関する会合の様子。(右)EANETでの研修の様子。Click!!環境省/微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html19