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概要

エコジン02・03月号

環境省では、環境教育を通じた東北地方の人づくり、地域づくりによる新しい東北の社会づくりを目指し、東日本大震災の経験等からの新たな環境教育や環境保全活動の取組を基に、自然やエネルギーなどをテーマにした10の「ESD環境教育プログラム」を作成した。現在、東北地方で展開している「東北地方ESDプログラムチャレンジプロジェクト」では、これらのプログラムを東北6県の企業、NPO、学校などが実際に挑戦し、その結果を報告するというものだ。さらに選考された15の団体が、2014年2月8日に開催される「東北地方ESDプログラムチャレンジプロジェクト発表大会」においてその取組を発表。優れた取組には、環境大臣賞や県知事賞などの表彰が授与される。ESD(Education forSustainable Developmentの略):「持続可能な開発のための教育」と訳す。一人一人が自然環境や資源の有限性、地域の将来性など、様々な分野とのつながりを認識し、持続可能な社会の実現に向けて行動する人材を育成する教育のこと。『東北地方ESDプログラムチャレンジプロジェクト発表大会』日時: 2014年2月8日(土)13時~17時/会場:仙台国際センターたくさんのチャレンジ報告の中から選ばれた15の取り組みについて、発表と表彰を行いますので、ぜひご来場ください。東北の新しい取り組みを、みんなで応援しよう!発表参加団体:<青森県>学校法人さつき学園認定こども園さつき幼稚園、八戸市立小中野小学校、青森県立八戸北高等学校、<岩手県>盛岡市立向中野小学校、岩手大学教育学部附属小学校、盛岡市立仙北中学校、<宮城県>(財)仙台市ひとまち交流財団寺岡児童センター、蔵王町立平沢小学校、石巻市立鮎川小学校、<山形県>山形県立山形工業高等学校、認定こども園めごたま、特定非営利活動法人ひらた里山の会、<福島県>天栄村立湯本小学校、福島大学附属幼稚園Click!!東北地方ESDプログラムチャレンジプロジェクト特設サイトhttps://www.eeel.go.jp/env/tohoku_esd_challenge/伊達市を訪れた石原環境大臣と浮島環境大臣政務官らは、実際にあんぽ柿の試食も行った。福島県の冬の風物詩として知られるあんぽ柿は、干し柿の一種で、とろっと熟したやわらかい食感と甘みが人気。その製法は、渋柿の皮をむいおうくんじょうき、硫黄で燻蒸してから、時間をかけて乾燥させるという手間のかかるものだ。東日本大震災後、あんぽ柿発祥の伊達市を含む県北の伊達地方では、放射性セシウム等の影響からあんぽ柿づくりの自粛が続いた。「福島県あんぽ柿産地振興協会」では、あんぽ柿づくりの再開と安全な商品出荷を目指し、安全な原料柿の確保対策や非破壊検査機器開発による製品の全量検査などに取り組んできた。その結果、平成25年冬、3年ぶりの出荷再開が実現。12月19日には、石原環境大臣、浮島環境大臣政務官らが実際に生産農家やあんぽ柿を検査する非破壊共選場などを視察。あんぽ柿復活にかけた農家の思いを伺い、その味や安全性とともに、あんぽ柿の復活が広くPRされた。