ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

エコジン02・03月号

滅したかに見えた松川浦の生き物たちが息を吹き返していることを実感した」「松川浦の再生に向けて奮闘する地域の人たちの姿に胸が熱くなった」などの感想も聞かれたという。ツアー参加者たちの声に耳を傾けながら、地域の人々が松川浦の自然の価値を再認識し、守り伝えていく……松川浦の新たな魅力づくりに向けた歩みは、いま、確かな一歩を踏み出した。参加者は宿泊先で地元産の魚も堪能した。写真は、「ホテルみなとや」の「吉次煮魚定食」。“吉次”は一般に“キンキ”と呼ばれる魚。メインの煮魚のほか、刺身の一部にも松川浦自慢の地魚が使われている。(※メニューは季節によって変更。また現在松川浦で提供されている地魚は、放射線検査で安全が確認されている。)干潟観察では、生き物のたくましい生命力を実感。最近では、水辺には小魚が群れ、シギなどの渡り鳥が流木の上で休む姿も見られるという。KEY PERSONモニターツアーに同行して、“外の人の目”の大切さをあらためて感じました。私たち地元の人間にとっては当たり前の風景や自然、そしてこの地の歴史について、皆さんが新鮮な驚きを感じてもらえたことで、これからの松川浦の観光や地域づくりの向かうべき方向について、ヒントをいただきました。漁船の本格的な操業再開にはもう少し時間がかかりそうですが、この体験を活かして、私たち自身が松川浦の新たな魅力を発見し、皆さんに紹介できればと思っています。相馬市松川浦観光振興グループ事務局長ホテルみなとや13