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概要

エコジン8・9月号

株式会社LIXIL住まいと暮らしの総合住生活企業として、エネルギー削減や資源循環に取り組む住宅やビルの快適性・省エネ性を実現するための技術革新東京大学生産技術研究所と、(株)LIXIL、(株)LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーが、快適性・省エネ性を実現する次世代住宅を2020年に広く普及させることを目指し、さまざまな実験を行っている「COMMA(コマ)ハウス」。株式会社LIXILは、2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウェーブ、東洋エクステリアが統合して誕生した。その製品群は、窓・ドアなどの開口部、システムキッチン・トイレなどの水回り、そして門扉などのエクステリアなど広範にわたる。いずれも住まいに関連したものばかりだ。日本では全エネルギー消費量の約3分の1を住宅やビルなどが占め、そのうち約43%が家庭で消費されている(『エネルギー白書2012』より)。つまり、住生活を支える同社の製品は、日本のエネルギー消費に大きな影響を与えることになる。「そのため当社では、高性能な断熱窓・ドア、節電・節水機能を高めた製品の開発によって冷暖房や給湯に使われるエネルギーを大きく削減。さらに太陽光発電などを組み合わせることで、一棟あたりのエネルギー消費を実質的におおむねゼロにできる製品やサービスを提案、普及していきます」と語るのは、同社CSR・環境経営推進部の加藤圭葉さん。そのひとつが、2 0 1 2年4月にサービス提供を開始した『通風創風設計サポート』。住宅建築時に、自然の風を採り込む“通風”と、温度差換気を利用して空気を取り込む“創風”で、空調などのエネルギーを節28