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概要

エコジン6・7月号

う商品です。容器に使う資源をいかに少なくして軽量化するか。これこそが、私たちがまず取り組むべき課題であるという認識から、当社では、早くから自社でパッケージの研究開発を行い、容器包装の環境負荷低減に取り組んできました」容器軽量化の先駆けとなったのは、1993年に導入されたリターナブル大びんだ。びんの外表面にセラミックスコーティングを施すことで、強度を確保しながら、従来の大びん(605グラム)より21%軽くした国内最軽量大びん(475グラム)を独自開発。この改良により1994年から2011年までに原材料を5万5千トン、CO2排出量を5万7千トン削減した。アルミ缶の軽量化においても、キリンビールは他社に先行している。1994年に、上ぶたの口径を小さくした「204径缶」をすべての工場で採用。2011年にはさらに胴部を薄くして、従来の「209径缶」と比べ、350ミリリットル缶で約29%の軽量化を実現。これにより、1985年から2011年までに原材料を24万9千トン、CO2排出量を206万5千トン削減した。ほかにも、運搬に使用する段ボールカートンの四隅を切り落とし、十面体構造で強度を高めた「コーナーカットカートン」の開発や6缶パックの軽量化などに取り組み、1985年から11年間で、容器包装の製造にかかるCO2排出量を約230万トン削減している。「昨年3月に更新した『エコ・ファーストの約束』では、これまでに培った開発体制を活用して、製造から輸送・使用・リサイクルに至る商品ライフサイクル全体で、さらに環境負荷の低い容器の開発に努めることを掲げています」原料・資材の調達から廃棄・リサイクルまで、バリューチェーン全体での環境負荷低減を目指すキリンビール。「エコ・ファーストの約束」を更新し、新たなステージでの取り組みが始まっている。我が社の約束地球温暖化の防止に向けた取組を積極的に推進します。容器包装の3R(発生抑制・再使用・再生利用)を適正かつ積極的に推進します。全国の工場の水源地を守る取組を積極的に推進します。全国の工場見学来場者を対象にした環境教育を積極的に推進します。地域環境との共生写真は2012年にリニューアルされた横浜工場内のビオトープ。この他神戸や岡山工場でも希少種の保護育成に取り組み、生物多様性を配慮した環境づくりを目指す。定期的に観察ツアーを開催し、地域の子どもたちへの環境教育としても役立てている。再資源化の取組を積極的に推進します。http://www.eco1st.jp/company.html?id=727