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概要

エコジン6・7月号

T E M M15第15回日中韓三カ国環境大臣会合今年5月に開かれた、第15回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM15)。その概要と成果をご紹介します。↑:握手する、韓国の尹成奎環境部大臣(左)、石原伸晃環境大臣(中央)、中国の李幹傑環境保護部副大臣(右)。/→:TEMM本会合の様子。今年5月5~6日、福岡県北九州市で、第15回日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM15)が開かれた。日本からは石原伸晃環境大臣及び秋野公造環境大臣政務官が出席し、石原大臣が議長を務めた。韓国からは、尹成奎(ユン・ソンギュ)環境部大臣、中国からは李幹傑(リ・カンケツ)環境保護部副大臣が出席。会合では、三カ国の国内環境政策の進捗状況の紹介を行うとともに、大気汚染、グリーン経済、気候変動、生物多様性等について率直な意見交換を行い、共同コミュニケが採択された。また、健康への影響が懸念されているPM2.5(微小粒子状物質)など、国境を越える大気汚染を防止するため、「政策対話」の新設が盛り込まれたことは大きな成果。このほか、ビジネスフォーラムでは「環境市場の拡大とグリーン経済の促進に向けた国際協力」、ユースフォーラムでは「私たちの環境的に持続可能な都市」をそれぞれテーマに、活発な議論が行われた。また、日中韓の環境協力に功労のあった者の表彰が行われ、日本からは日本環境衛生センターの秋元肇氏が受賞した。16