エコジン2・3月号

エコジン2・3月号 page 34/36

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エコジン2・3月号

今月のお題東日本大震災から2年“失われてしまった「笑い」の復興”去年の8月福島市で、「福島クダラナ庄助祭り」というイベントに参加したんだよね。これは福島在住のギタリスト長見順さんの「一環境やエコに関する日でいいから福島の人達が笑える日を」という呼びかけに賛同しかつゆるゆると迫りしりあがり寿さんがて、東京をはじめ全国から50組を超すミュージシャンやお笑いの人が集まってそのくだらなさを競うというオモシロイベントでした。福島は被害が複雑でいろいろあって、なんか分断されてるみたいなのがイヤで、どんな立場の人も一緒に笑えるイベントを目指したんだよな。これも言ってみれば失われてしまった「笑い」の復興ます。コミックとエッセイプロフィールアレコレについて、で鋭く!第10回1958年静岡市生まれ。1985年、『エレキな春』でデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。近年は、幻想的あるいは文学的な作品などを次々に発表するほか、エッセイ、映像、ゲーム、アートなど多方面に創作の幅を広げている。だったかもしれない。で、地元のみんなと話してて分かったのはホント復興っていろいろあるなってこと。でこれがまた先が長い大変な作業だなってこと。特に震災前から衰退していた地域は元に戻してもまた同じ下りのエスカレーターに乗っかるだけだから、なんとか昇りエスカレーターに乗らないといけないのだけれど、これはもう被災地だけでなく日本全体の難しい問題だったりする。はー、ホントにどうなるんだろう?…でもでも、そんな中でちょっといいな、と思うのは新しいネットワークが生まれてることだ。クダラナ庄助祭りみたいなイベントを通じて知り合いが増え震災までなかったネットワークが出来てきている。新しいネットワークの上には必ず新しい何かが生まれる。今回みたいなイベントや新しい商品や新しいライフスタイルや、人々の意見を集約し、ビジョンを掲げ、代表をたて、自分たちのくらしをつくっていく。もしかしたら震災の前からボロボロになっていた「政治」も新しいカタチがそんな新しいネットワークの上に復興できるかもしれない。あー、そんな新しい政治のカタチや新しいリーダーが被災地から生まれたらいいな……などとボーッと考える2年目でした。解説今年の3月11日で、東日本大震災から2年が経つ。災害題が依然として残っているのが現状だ。34