エコジン2・3月号 page 31/36

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概要：
エコジン2・3月号

暮らしに役立つエコな知恵を消費生活アドバイザーの阿部絢子さんが伝授!古くからの食材の保存法、塩漬け。シンプルながらも食事の一品として重宝します。食材に塩をまぶして容器に入れ、フタの上から重しをのせます。今の時期は白菜や大根、春キャベツなどがおすすめ。たくさんの野菜もかさが減り、たっぷり食べられます。糖度の高いジャムも保存性の高い食材。ふだんは捨ててしまう柑橘類の“皮”を使ってマーマレードを作ってみませんか。ユズや夏ミカン、いよかんなど、その時期に手に入りやすいものを使います。皮はしっかりと洗うか、無農薬のものを。千切りにした皮を、ひたひたの水に浸してから砂糖と一緒に煮込みます。煮沸消毒したビンに、しっかりと密閉して保存しましょう。みその手作りは意外とかんたん、複雑な工程はありません。一晩水でふやかした大豆をコトコト煮ます。その後、やわらかくなった大豆をミキサーなどで潰し、塩と麹(こうじ)を加えて容器に入れ、冷暗所で3~4カ月寝かせて熟成を待つだけ。空気が入らないようだんご状の玉を作り、押しつけながら容器に詰めることがポイントです。アドバイスで、メディアや執筆活動等で幅広く活躍中。近著に『かしこく暮らす100の知恵』(文化出版局)。イラスト/木下綾乃31