エコジン2・3月号

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概要:
エコジン2・3月号

森・里・海の関係性を生かし、環境共生型で、米やトウキ(当帰)という薬草づくりを行う「未来の種プロジェクト」。地域の雇用創出を目指している。事業開発グループ・タスクリーダーの角新さん(右から2人目)は、「将来的には、ごみ焼却施設のいらない町を実現させたい」と語る。森から出る林地残材などの未利用木材資源をペレット化し、地域の熱エネルギー源として活用する実証実験のほか、町から排出される生ごみやし尿などをバイオガス化する実証実験、環境共生型農業による米や薬草の栽培などを行っている。「生ごみの分別などにご協力いただく中で、町民の方々の間でも、私たちの事業に対する理解が深まってきていると感じています。今後も地域住民の方々とともに、資源循環型インフラモデルの構築や、地域資源を活用した商品展開を進め、将来的には町全体がブランドになればと考えています」佐藤さんによれば、地域における資源エネルギーの自給率を高める“自立分散型モデル”は、日本全国の地域や、人口増加が続くアジア諸国でも応用可能という。震災によって大きな被害を受けた南三陸町だが、新たなまちづくりに向け、着実に歩み始めている。上/生ごみや、し尿をバイオガス化する実証試験用プラント。左/林地残材などを原料に製造されたペレット燃料。Click!!(株)アミタ持続可能経済研究所http://www.aise.jp/19