エコジン6・7月号

エコジン6・7月号 page 4/36

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概要:
ファインダーの外にある“現実”を無視すること秋田県の自然豊かな地に生まれたことから、動物や自然に興味を持ち、沖縄やオーストラリアの研究所で海洋生物学を研究していた藤原さん。その後、銀行勤めと....

ファインダーの外にある“現実”を無視すること秋田県の自然豊かな地に生まれたことから、動物や自然に興味を持ち、沖縄やオーストラリアの研究所で海洋生物学を研究していた藤原さん。その後、銀行勤めというちょっと変わった経歴を経て、91 年に生物ジャーナリストとしてガラパゴス諸島に初めて足を踏み入れた。その頃のガラパゴスは今とはまったく違い、本物の自然で溢れていたという。「生物学をやってきた人間にとって、ガラパゴスは絶対に一度は行きたい場所なんですよ。ダーウィンがあの場所で受けたショックを僕も受けてみたい、と思って出かけたら、それとは違うショックが待っていました ( 笑 )。道はガタガタ、車はポンコツ、しかもたった 10 台のみ。でも、街を歩けば普通にイグアナが道路を横断していました。今、イグアナがそんな風に歩いていたら、すぐに車にひかれてしまいますよ。タクシーが 1,500 台近く走っていますから」観光客が増えたことで 2000 年あたりから島は昔の姿を大きく変えてしまった。かつて、数万ヘクタールあったガラパゴスの原生林 ( 手つかずの自然のままの森林 ) は、現在 150ヘクタール04