エコジン6・7月号

エコジン6・7月号 page 28/36

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出典 : 世界気象機関 (WMO)/ 温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)地上での観測ポイント宇宙での観測ポイント研究開発のポイント地上からでは、全世界合わせても 300 地点ほどだった観測ポイントが、いぶきでは宇宙....

出典 : 世界気象機関 (WMO)/ 温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)地上での観測ポイント宇宙での観測ポイント研究開発のポイント地上からでは、全世界合わせても 300 地点ほどだった観測ポイントが、いぶきでは宇宙から観測することで、その数十倍に増加。これまで不可能だった海上の温室効果ガスも計測できるようになった。温室効果ガスは地球になくてはならないものであると同時に、増えすぎると深刻な気候変動を引き起こしてしまう。地球温暖化が刻々と進行するいま、それを食い止めるには温室効果ガスがどこで、どれくらい排出されているかを正確に把握することが重要だ。温室効果ガス観測衛星「いぶき (GOSAT)」は、地球上に分布している主要な温室効果ガス( 二酸化炭素とメタン) の状態を宇宙から観測するため、2009 年に打ち上げられた。「温室効果ガスの観測は、これまで陸上で行ってきました。観測ポイントは全世界でおよそ 300 地点ほどありますが、地球の 7 割を占める海域では観測できないため、温室効果ガスの分布について、限られた知見しか得られませんでした。これに対し、いぶきの観測ポイントは数万点。宇宙から観測を行うので、これまで観測できなかった海域も含めて、温室効果ガスのデータを得られるようになったのです」( 環境省地球環境局・後藤敦史さん )宇宙で観測する地球地球温暖化の要因といわれる温室効果ガス。人工衛星「いぶ研究開発 : 環境省、JAXA、国立環境研究所 / 打ち上げ日時 :2